KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

落花流水 (SHY NOVELS 246)

落花流水 (SHY NOVELS 246)

落花流水 (SHY NOVELS 246)

作家
凪良ゆう
石原理
出版社
大洋図書
発売日
2010-04-27
ISBN
9784813012146
amazonで購入する

落花流水 (SHY NOVELS 246) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

みずほ

評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ チンピラ×公務員。「黒凪良」と「白凪良」がこの作家にはいて、これは典型的「黒凪良」。途中、破滅フラグが立ちまくり、どうやってこの二人をハッピーエンドにもっていくのか?とドキドキハラハラさせられた。SSでようやくホッと安心。チンピラものだが、下手なヤクザものBLよりヤクザの卑劣さがでててGOOD。九条は美味しい脇役だ。冷酷非情なサディストだが、行方知らずの恋人を何年も探し求める純な男。九条は主役を食ってたな。地獄まで追いかけてきそうな執念受(たぶん)のスピンオフに期待大

2010/05/02

de sang-froid

BL。ピンサロの雑用兼用心棒・一也(上)は事務所に乗り込んできたかつての想い人・夏生(下)と五年ぶりに再会する。夏生との束の間の関係を手に入れるために、泥沼に嵌まり込む一也の純情が切なかった。際どいのに切り抜け過ぎだとは思うけど、落ちは良かった。

2012/10/10

さち

忘れたくても忘れられず5年間想い続けた相手との再会。どんなに泥沼に浸かっていても根が純粋な一也は何度も気持ちを押し留めようとする、でも夏生を手放せない…。その葛藤が切なくて痛くて涙した。想いが通じ合えば通じ合うほど身動きがとれなくなっていく。このまま不幸まっしぐらかと思ったら、最後の最後に救いがあって本当によかった!落花流水の意味は相思相愛、でも字面が流れるように落ちていくこの2人にぴったりで素敵だ。SSでは九条視点というのも憎い演出だなぁ!あの九条に執着される男は一体どんな奴だろうか?続きが待ち遠しい!

2010/05/25

シェル丼ホークす

どちらが落花で、どちらが流水なのか。夏生への想いを偽ろうにも、抑えきれず苦悩する一也が辛い。生い立ちからくる夏生の物の考え方も切ない。全てにおいて受身で生きてきた夏生が、強く逞しくなったのが嬉しい。「葉書」で一層救われた。意外なところでおもいっきり切なかったのが九条。一也、夏生、其々の優しさがあるが、九条の優しさは特有…。九条本が待ち遠しい。そこで、一也と夏生の笑顔も垣間見えたら最高。(2011)

2011/06/16

ハルノ

凪良さん初読み。がっつり心を奪われてしまいました…。久しぶりに奥行きのあるBLを読んだかも。受けが最初に逃げなければ攻めはこんな結果になってなかったんだろうと、終わったことは仕方が無いのに思ってしまいました。これは裏社会で魅せる893モノではなく恋愛で魅せる893モノであることを考えれば、良い作品なんじゃないでしょうか。ああそれより九条!いま1番気になる存在はあなたです!続編を早めに!(笑)

2010/07/24

感想・レビューをもっと見る