KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

アイズオンリー (SHYノベルス299)

アイズオンリー (SHYノベルス299)

アイズオンリー (SHYノベルス299)

作家
一穂ミチ
小椋ムク
出版社
大洋図書
発売日
2013-02-28
ISBN
9784813012672
amazonで購入する Kindle版を購入する

アイズオンリー (SHYノベルス299) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

扉のこちら側

初読。2014年17冊め。普通の会社員ではなく、人付き合いが苦手で他者と深く関わらなくていい在宅系の仕事をしている人を描くのがうまい作者。主人公の明かせない秘密が切なく、引き込まれた。

2014/01/13

SAY

今回は視覚がテーマでした。全盲だった攻めと目は見えても脳が認識出来ない受け。丁寧な文章で綺麗な世界です。本当に生きにくい世界で受けを守る為に頑張った受け叔父さんや全盲の世界から光を得られてからの攻めの苦労。普通に何気なく暮らす中で当たり前の事が実は難しいという事が綺麗に書かれていたと思います。とても癒やしのある作家さんだと思います。

2013/04/17

Kaoru

見えないのに、見えている。見えるのに、見えていない。人間の視覚がいかに不確かなものかを知った。一目瞭然というけれど、それは五感で感じて初めて理解できたという事なのだろう。数真は目が見えても見えなくても、人をみる目があった。彼の慧眼が縁を救ってくれた。これからは数真が縁の白い杖になってくれるのだろう。

2014/02/25

扉のこちら側

2017年270冊め。再読。盲目の少年が手術により晴眼になるも、馴染めずにまた光を失いたいと願うくだりが何度読んでも考えさせられる。

2017/07/24

みずほ

小説★★★★★ 挿絵★★★★★ 編集者×CGオペレータ。相貌失認・・・人の顔を覚えられない。自分や家族や恋人の顔ですら。視覚は正常だけれど、個体として特徴を認識し覚えることができない。千回会っても”はじめまして”の状態。そんな人間関係に致命的な障害をもった青年がもがきながら諦めていた本当の愛を掴む話。昔見えなかったけれど、今は見えるようになった男と、昔も今も見えているけれど、見えていないも同然の男が、20年来の初恋を実らせる話でもある。すごく良かった。今まで読んだ一穂作品の中で一番好きなものになった

2013/05/20

感想・レビューをもっと見る