KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

まだ見ぬ春も、君のとなりで笑っていたい

まだ見ぬ春も、君のとなりで笑っていたい

まだ見ぬ春も、君のとなりで笑っていたい

作家
汐見夏衛
出版社
スターツ出版
発売日
2019-02-25
ISBN
9784813790280
amazonで購入する

まだ見ぬ春も、君のとなりで笑っていたい / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

mariya926

図書館にあったので借りてきました。なんと他の作品のスピンオフでした。しかしこの本だけでも物語がきちんと出来いたので、あとがきを読むまで分からない程でした。主人公は周りから見ると優しく可愛くて完璧な子です。しかし本人はしたい事も見つからないし、親友は好きな人と付き合ってしまいドロドロした感情に苦しみますが、周りの人を気遣って笑っています。家でも母親に兄と比べられる毎日。そんな中で桜の下で大泣きする事がストレス発散になっていましたが、ある日その桜の木から男の子が降りてきます。なかなか素直な物語で良かったです。

2022/08/23

茉莉花

恋愛も友達も親も何もかもが上手くいかずに、悩んでいる広瀬遙。あることがきっかけで声を出せなくなってしまった天音。 そんな二人が偶然出会い、放課後二人の時間を過ごすようになる。放課後たわいない話をすることがいつしか遥の救いになっていた。遙は友達関係修復、進路で揉めている親との和解、さまざまなことを乗り越えながら、前に進んでいく。天音にも前に進んでほしいと思った遥は天音を思ってある行動を起こすけれど、彼を深く傷つけてしまい…。天音の声が出せない理由とは?遙とは仲直りをし、声が出せるようになるのか?

2021/07/01

ぶんこ

物事を常にネガティブに考える傾向のある遙さんに、読んでいるとドヨ〜ン。優秀な兄と比較され、毎日のように母から叱咤激励されるのは辛い。顔色をよむようになってしまうのも無理ないのかな。そんな遙が失恋。しかも振られた彼の好きな人は、遙の小学校からの親友。その遠子さんへ嫉妬する自分が嫌い。悩める遙が出会った失声症の天音に癒される日々。自分が救われたように、天音も救いたい。天音の罪悪感が引き起こした失声症。分かってみると弟も親もみんな優しいからこその言葉の足りなさが切ない。遠子さんの絵を見に行ったことで無事に解決。

2021/11/07

茉莉花

毎日を楽しんでいるように見える遙だが、恋も友情も親との関係もうまくいかず、もがいていた。そんな時、声が出ない男の子・天音と出会い…。

2021/04/14

瑠花

優しくて繊細で読んでいてこちら側もそんな気持ちになるふんわりとした素敵なストーリーでした。周りからは完璧と思われるが実は悩みだらけの少女と話せない不思議な少年の物語。話し合うことで分かり合える。その当たり前のような大切な事に改めて気づくことができました。ちょうど友達と気まずくなっていた時この本に出会えたので無事話し合うことで解決できてよかったです。〜皆さんも心の中に留めて悩んでいることをこの機に外へ出してみてはどうでしょうか〜

2023/07/26

感想・レビューをもっと見る