雄鶏とアルルカン: ジャン・コクトーの音楽小論
雄鶏とアルルカン: ジャン・コクトーの音楽小論 / 感想・レビュー
Yoshi
コクトーの音楽小論。 詩的に当時のサティやワーグナー、ドビュッシーなどの音楽の話をしている。 ピカソとサティとやっていたバレエ、パラードの話やシュルレアリスム、ダダとは別方向にいたコクトーは反芸術と別に芸術を芸術としてとらえそれを芸術、詩で表現しているようなそんな本だった。 現代では反芸術的な作品も多々あり、制作の関係で作ろうとする事に正直迷いが出るが読んでいて救われる言葉が多々あった。 即興演奏者とは逆にサティは完成された作品の中から一つの音をひとつひとつ丁寧に解放する。 芸術とは官能的な科学である。
2020/09/11
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