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日本の貧困女子 (SB新書)

日本の貧困女子 (SB新書)

日本の貧困女子 (SB新書)

作家
中村淳彦
出版社
SBクリエイティブ
発売日
2019-11-06
ISBN
9784815601232
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日本の貧困女子 (SB新書) / 感想・レビュー

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マエダ

貧困は北関東や沖縄が先駆けていて、これからすでに苦しい東京の貧困女性たちは北関東化し、 男性達は沖縄化するだろうと意味深なところからスタートする。長男信仰だけは理解不能。

2024/03/12

パトラッシュ

家族、地域、制度のセーフティーネットが失われた負の連鎖の果てに壊れていく男と女の姿はあまりに救いがない。北関東と沖縄だけの話ではなく紛れもなく日本の現実なのだ。しかも登場する人たちは考えることを放棄している。当たり前のような浪費、暴力、借金、売春、賭博、貧困、孤立、ネグレクト、男尊女卑などは一歩立ち止まって正しいか否か考えれば随分違ったはずなのに。未来なき閉塞した地元のぬるま湯につかっているのがそんなにいいのか。いつから日本人はこれほど愚かになったのか。「日本を美しい国に」と主張するアベ総理に読ませたい。

2019/12/10

イトノコ

「東京貧困女子」に続き、地方の貧困女性を取材したルポルタージュ。/今回の取材対象は北関東と沖縄に限られるが、我々の持つ地方の(負の)イメージは網羅されている。ちょうど先日読んだ「ばくうどの悪夢」の描写が近い。東京の貧困の要因(学費や物価の高さ、孤立など)とは少し異なり、地方では脆弱な産業、低学歴、旧弊な価値観、閉じた人間関係、風俗・ギャンブル通い、親からの搾取や虐待などが貧困の原因となる。沖縄ではそれに内地企業からの搾取が加わるが、やがては日本全土が外資系企業からの搾取を受けることになるのか…?

2022/12/22

これは本当に日本のことなのか。北関東にはギャンブル場が多くて、子どもの頃からそこに当たり前のように行っている、とテレビで見たことがあるけど、それが貧困にまでつながっているとは。女性の非正規55.5%とのことだが、こんなに多い実感はない。風習や両親や、自分では選択のできないことで、貧困と先の見えない苦痛を強いられるのは、理不尽過ぎる。

2020/04/11

水色系

衝撃的。北関東、東京、沖縄のそれぞれの貧困問題。今、コロナ禍になってずいぶん経つが、彼女たちはどうしているだろう。状況が悪化しているとしか思えず絶望しかない。

2022/10/16

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