発達障害という才能 (SB新書)
発達障害という才能 (SB新書) / 感想・レビュー
tamami
本書が発達障害、殊にADHDについての事例を多く扱っていることから、自分に参考とすべき点はないかと再読する。人生終盤戦!に掛かった自分にとっては、古今東西の偉人・天才の事例は楽しい読み物の枠を出なかったが、ADHDの特性にも関わるマインド・ワンダリングやアイデアビルディングの話は、人生あの折の言動はこんな特性が働いていたのかも?等と意味づけることもでき、興味を引かれた。昔に比べると、ITの発達等ADHDの子どもにとっても良い!時代になりつつあるが、彼らの特性を理解し受け入れていく義務が我々にはあると思う。
2023/10/07
tamami
流し読みの一冊。以前同じ著者による発達障害を扱った本を読んだことがあり、同工異曲を味わう感覚で読む。発達障害ではないかと思われる古今東西の人物に焦点を当て、それ故の悩みや強みが人生にどのような影響を与えたか、具体的に記している。以前に比べて最近では発達障害、ことにADHDについての理解が進み、企業活動などにおいても発達障害者を如何に生かすかなど、前向きな説明がなされている。余談ではあるが、自分は典型的なADHDを自認しているので、本書を読み納得する点が多かった。若い内に本書に出会っていたら…の思いも強い。
2023/05/29
たんかれ~
世に言う異才の人は発達障害と呼ぶ症状を併せ持つ人が多い。日本では北斎、小栗上野介、似鳥昭雄、三木谷浩史など。世界ではダヴィンチ、モーツァルト、ピカソ、エジソン、ジョブズ、イーロンマスク、オードリータンなど。言うまでもなく彼らは社会の閉塞を突破する原動力を持つ。故に時代と共に社会が飛躍するためには彼らは必要。これは特性であり多様性であり、正常と異常を分けるものではない。だから障害というワードは不適切であると自分は思います。>
2021/11/24
tomtom
才能を発揮できるようにするためには、周りの人たちの理解や本人の努力も必要だと感じた。何をしたら良いのかをまず見つけることが難しい。今の世の中では変わり者で済んでいた昔と違って生きづらそう。対談が面白かった。
2024/02/01
碧海いお
嫌われ松子の一生の内容を知らないのですが、発達障害の当事者だったんですか。 発達障害だとこんな人がいるよという紹介だけかと思っていたんですが、適職まで載ってました。けど、個人的に事務は電話応対は向かないと思う。日本だと少子高齢化でどんどん仕事の内容が増えているのか、ASD当事者だとできることがない。あるとは思うのですが、マルチタスクを求められない職場を探すことが大変。 専門職は詳しいだけでコミュニケーションが低すぎて、取引先・お客様対応と相手に伝えられずに役に立たないというのがあるあるじゃないか?
2023/04/03
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