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柚子は九年で : 随筆集

柚子は九年で : 随筆集

柚子は九年で : 随筆集

作家
葉室麟
出版社
西日本新聞社
発売日
2012-04-20
ISBN
9784816708480
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柚子は九年で : 随筆集 / 感想・レビュー

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nyaoko

葉室麟のエッセイ、ではなく、随筆集。もしかしたら、私、きちんと、随筆を読んだのって初めてかも。これを読んでますます葉室麟作品を読まなきゃと思った。それと、歴史ってやっぱり面白いなぁ。

2018/11/20

Rosemary*

柚子は、花をつけるまで九年の年月がきるということと、ご自身が50歳から筆をとり直木賞を受賞するまでになったことをかけた随筆集となっている。歴史を様々な側面から教えていただき興味深かく、穏やかな文章で読みやすかった。歴史は、いのちのリレーであるとともにいのちが虚しく奪われてきた悲しみの連鎖でもあるからこそ、読むものの心に響き、読み継がれていくのですね。

2014/10/10

アルラ

落ち着きと味わいある随筆集だった。わたしも子供時代に漫画の貸本屋へ毎日通った記憶がある。それが同じく自分の土台になっていたと感じる。時は瞬く間に過ぎ、残り時間を意識した時、歴史時代小説を書き始めたとある。「ひとが思いを込めて生き抜いたこと…その命のリレーと、虚しく奪われてきた悲しみの連鎖を伝えていく」これが歴史時代小説の原点だろう。柚子の花は九年で咲くという。「いくつになっても諦めずに努力を重ねれば、遅れても花は咲くのだから」いつまでも葉室さんの作品を楽しみに待ち続ける読者の一人でいたい。続くネタばれ注

2012/06/02

ケイプ

葉室さんの初めての随筆集。歴史の表舞台で活躍した人の影に隠れたもう一つの歴史、ひたむきに生きた人々の姿を葉室さんの作品でたくさん読んできました。『ひとが思いを込めて生き抜いたことを伝えるのが、歴史なのではないか・・』本書の中にこうあります。出会えてよかった、葉室さんに。

2013/12/31

はる

作者さんの小説で主役になった歴史上の人物についてや歴史小説への思いなどなど。作者さんファンなのでとても楽しく、興味深く、あっという間に読み終わりました。(^_^) 最後の短編小説『夏芝居』も、涼風のような独特のきちんと感(?!)が素敵でした。

2012/06/09

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