鵜の目鷹の目
鵜の目鷹の目 / 感想・レビュー
めぐ
中学生のときに私が写真(というかカメラ)に興味を持ったのは赤瀬川さんのカメラエッセイによってでした。大好きな赤瀬川さんを大好きになったのはそのあとです。朴訥でかわいいのに鋭いあの語り口で語られるこの本、知ってる写真も知らなかった写真も色々載っていて、エッセイを読みながら何度も写真を見返してしまう楽しい読み物です。写真に写った瞬間というのはそれまでの時間の結果なんだなあと、そして個人だけでなくそれまでの世界の歴史の表れが写ってるんだということが良く分かります。しかし、大判で見たいですね。。
2018/02/24
アマヤドリ
ところどころくすくすと笑ってしまった 写真をこれだけ隅々まで想像力を働かせながら眺めることを自分の写真に対してやってみたくなってやってみたんだけど、たくさん発見があった
2011/09/04
となりびと
有名な写真家の一枚に対する著者独自の視点で“おや”と思えるポイントを深く掘り下げていく。写真選びも本人自身かな。ふと写り混んでいる物体から…被写体が人間ならばフレーム外に向けられた視点から…拡がる物語。何でもないようで何か意味があったり本当に下らなかったり。勿論、路上観察的な視点もある。キャパの一枚と土田氏の一枚が特に納得(?)の見方だった。
2017/01/02
宮月中
題のとおり、目の付け所には見習うところがいっぱい! まるでシャーロック・ホームズにでもなった気分で、見過ごしがちな「名作」の「端っこ」を紐解いていくのは痛快極まりない。目を肥やし頭を使うことの楽しさを想い出させてくれる良作です!
2015/09/05
yoh_yoh_tune
様々な物語が展開されるが、あくまでも一枚の写真の詳細な観察を元にしているのがいい。写真は本当に雄弁だ。
2012/10/15
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