関東大震災「朝鮮人虐殺」の真実
関東大震災「朝鮮人虐殺」の真実 / 感想・レビュー
おかむら
吉村昭の「関東大震災」と比べるとお粗末の一言。引用資料が新聞ばかり。「新聞記事の第一報の段階なのでその後の事件捜査と結末がどうなったのかは判断できない」ってそれダメすぎるでしょ。トンデモ本おそるべし。でもAmazonのレビューで星5つの人いるから怖いです。だって殺された朝鮮人のうち800人はテロリストだから一般人が自衛のために殺してもやむなし、って書いてある本ですよ、これ。
2014/11/03
SK
242*関係ない話が多すぎ。ページ数稼ぎか? 当時の新聞記事を、検証もせず引用して事足れりとしている時点で、信憑性ゼロ。朝鮮人虐殺を否定する、歴史捏造本。
2019/10/03
みのにゃー
先日読んだ「九月東京の路上で~」が朝鮮人虐殺の証言を一つ一つ丁寧に検証した本だったのに対して、こちらは歴史的背景・政治的背景を紹介しつつ朝鮮人の暴動襲撃があったという主張である。殺害された朝鮮人はテロリストであり虐殺は無かったという。その肝心の朝鮮人による襲撃の証言は、『明治大正見分史』の引用が1件のみ。火災が広がった理由の放火にしても複数の専門家の意見ならともかく、筆者の推理だけでは到底なっとくできない。
2015/09/27
イボンヌ
冒頭から大江健三郎氏の批判で始まる。 それもネトウヨのような言説による。批判は後書きにも繰り返し行われているので、この本の主旨のようである。 朝鮮人来襲は、流言飛語ではない。 虐殺者の数はトリックであり、大嘘である。 これがこの本の主旨のようだ。
2023/09/23
unpyou
都知事追悼文中止の件で読んだのだが、芥川が自死を選んだ原因は『震災の大火の原因は朝鮮人とボリシェビキによる犯行だ』という芥川の自説が菊池寛に「それは嘘だよ君」と否定されたが故の絶望だ!という妄説がいきなり飛び出てクラクラしたものの我慢して読み続け、「関東大震災の際に朝鮮人は本当に暴動を起こしたのであり、虐殺と言われてるのは自衛だった」というこの本の論が当時の新聞記事…流言をまんま書いた、虐殺のトリガーそのもの…に依拠してるのを確認。135pで読むのやめましたが、いやはや、酷かった。
2017/10/01
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