松下幸之助―私の行き方考え方
松下幸之助―私の行き方考え方 / 感想・レビュー
Tomoka
昭和10年から19年にかけて松下電器の社内雑誌であった「歩一会誌」に連載したもの。生い立ちから昭和7年頃、40歳頃までの自叙伝。人に熱意を起こさせる才能に長けた人だと思った。区会議員選挙運動の周囲の熱狂ぶりには驚いた。知人に熱心に宗教に勧誘され、本部を見学し感銘を受けるも、その体験を経営に活かし、昭和7年第一回創業記念日を開き、会社の理念を明らかにし、急激な発展を迎えるところなどますますたくましい。人に巻き込まれる人ではなく人を巻き込む人なのだ。大胆かつ誠実な言動に何度も胸が熱くなった。
2017/09/25
タイガー99
松下電器の歴史が、大げさな脚色などなく日記の様に淡々と書かれている。松下幸之助がゼロから会社をスタートさせ、会社の成長に合わせ本人自身も成長していると感じされるところに、すごさを感じた。
2010/12/14
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