藤城清治―影絵はひとりぼっち (人間の記録)
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藤城清治―影絵はひとりぼっち (人間の記録) / 感想・レビュー
みやび
影絵作家、藤城清治さんが実費出版で続けてきたカレンダーに掲載していたエッセイをまとめた1冊。主に80年代の10年間なので今から40年くらい前になる。このカレンダーにも絵はもっと日常生活に根ざしたものでなければならないというこだわりと情熱が込められている。今はもう97才になろうとしている先生だけど決して楽な道のりではなかった人生。焼け野原になった戦後を生き抜き、病に倒れた日もあった。切り絵を作るのに剃刀の刃で指は何度も血を流してボロボロだ。影絵だけでなく自身の事、世の中の事など先生の熱い思いが伝わる1冊。
2021/01/09
highcampus
読了。
2011/04/25
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