大島渚―大島渚1960 (人間の記録)
大島渚―大島渚1960 (人間の記録) / 感想・レビュー
乙郎さん
大島渚の映画は省略が激しく、政治色も強いため難解な印象を与える。そのためのサブテキストとして最適。特に『日本の夜と霧』を取り巻く状況は非常にスリリングであり純粋に読み物として面白かった。ただしかし、この「政治色の強さ」を再認識することで、果たして大島渚の映画が現代でも通用するのか再考する必要があると感じた。技術的には全然古びていないのだけれど。
2011/04/14
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