あこがれ (愛蔵版詩集シリーズ)
あこがれ (愛蔵版詩集シリーズ) / 感想・レビュー
燃えつきた棒
昔、物置で一冊の赤いノートを見つけた。 そこには、啄木の歌が綺麗な字でたくさん書かれていた。 たぶんあれは、若かりし頃の母のノートだと思う。 それを思い出して、啄木の歌の本なら母も読むかもしれないと思って本書を手にとったが、悲しいかな詩の本であった。 古語の知識が乏しくて、意味がわからないものが多いが、一々調べて読む心のゆとりは、今の僕にはない。 様々な色彩を一面に散りばめた結果、黒とまでは言わないが、灰色の印象しか残らない。 やはり、啄木は歌人として記憶しようと思う。
2018/12/30
AR
日本語って綺麗だなぁ。
2011/02/10
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