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鮫 (愛蔵版詩集シリーズ)

鮫 (愛蔵版詩集シリーズ)

鮫 (愛蔵版詩集シリーズ)

作家
金子光晴
出版社
日本図書センター
発売日
2004-02-25
ISBN
9784820595939
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鮫 (愛蔵版詩集シリーズ) / 感想・レビュー

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無修整

初の詩集&初金子光晴。難解と言われるだけあって当時の背景や教養がないと真意は測れないが、単純に詩として価値のあるものだから、わからなくても語感だけで楽しめる。やや鼻につく表現も多いが、それもまた切迫感に一役買っているのだろう。灯台が一番好き。そらのふかさをのぞいてはいけない。

2016/01/08

ybhkr

詩で世の中を批判するってわかりにくいなあ。概念的すぎて、一方的すぎて。ゴーマニズム宣言みたい。しかも、戦前当初100部しか発行されていないって。今時の同人作家よりも少ないじゃないですか。文章力はあると思うし、ちゃんと署名もあるのだが、Twitterで社会を批判しているだけなのとなんら変わらない。文学に政治や社会を持ち込むだけ持ち込んで、本人の生き様を見ていると失笑だな。理想ばかりと言われた平塚らいてうだって行動起こしているだけに、この本の役割ってなんだろ?切り離して考えたら悪くないけど、釈然としない。

2016/11/12

manabu

今ごろ気がついたけど、詩は音読した方がだんぜん面白いですね。1937に出版された詩集。帝国主義、軍艦、単色にベタ塗りされた世間の空気など、時代にはびこる不気味さのメタファーとして表れる鮫やおっとせい。声に出すと、言葉は力強く、でも輪郭はあいまいでぬめっとして、こんにちますます不気味でござる。

2014/09/11

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