われに五月を (愛蔵版詩集シリーズ)
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われに五月を (愛蔵版詩集シリーズ) / 感想・レビュー
匠
寺山修司の10代の頃の作品集と言ってしまって良いと思う。俳句、短歌、詩、散文詩、日記風散文の五ジャンルに分かれているが、どれもみずみずしさを感じる。そして彼の原点はここなんだなあと、作品のあちこちで感じさせてもらえるのが、なんだか嬉しい。まさに若葉が生い茂る5月の雰囲気。しかも5月4日は寺山氏の命日。5月に不思議な縁を感じる人である。俳句91句、短歌112首、詩が18篇、散文詩2篇。ピュアでストイックな彼の青春がここに収録されている。
2014/07/10
バトルランナ-
さっぱり、分からんかった。(涙)5点満点で2点。
2014/06/16
ぐっちー
寺山修司、十代の作品たち。青葉が濃くなり、命が益々燃える季節に。息苦しい程に彼の青い果実は青いままで熟しゆく。苦悩や生きにくさを感傷的にちりばめながら、底には冴え冴えとした眼差しや若さゆえの潔癖な固さを感じる。
2014/05/18
ひらちゃん
10代の頃の作品集。「5月に咲いた花だったのに散ったのも5月でした。母」。若葉の季節、みずみずしく、そして力強い5月のイメージにぴったり。きらめく季節を駆け抜けた風のような印象です。他の作品にも触れてみたい。
2015/07/26
ばるさん
詩歌集。詩も歌も初めてなのだけど、とりあえず理解するよりも感じることが大切なのだろうと解釈して朗読してみた。それでも分からないものが多いのだけど、中には胸にすとんと落ちてくるものもあってなかなか楽しめた気がする。
2012/05/08
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