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いろごと

いろごと

いろごと

作家
加藤千恵
出版社
ぶんか社
発売日
2014-12-15
ISBN
9784821143979
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いろごと / 感想・レビュー

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❁かな❁

加藤千恵さんの作品を読むのは6作目。ファッション誌で連載されていた色をテーマにした短歌とショートストーリー20。絵はイラストレーターのmiccaさん。加藤千恵さんらしい、切なくて苦しい恋愛が描かれています。報われない想いの数々に胸が痛くなりましたが好きな人がいると切ない想いもしますが恋する気持ちで心が温かくなることもあるし、とても素敵なことだと思います☆お話はすごく短く淡々と描かれていますが、とてもリアルで等身大の女性を描くのが上手いです。どの女の子も応援したくなり次は幸せな恋愛してほしいなと思いました♪

2015/01/04

優希

色事。漢字で書くと色っぽくなる言葉。20色の色彩と短歌、ショートストーリー。全てが綺麗に混ざり合い、独特の雰囲気を出しているのがおしゃれだなと思いました。所々に挟まれたイラストも素敵。移動時間などに読むのにいいかもしれませんね。

2019/02/05

ショートストーリーで、すべて色にまつわる切ないエピソード。なるほど、ファッション誌での掲載作品集だからかと納得です。1作品ごと挿絵付きで可愛い。いろごとというタイトルだけにカラーの挿絵です。1作品2.5ページですぐ読めます。今回も主人公は救われない。好きな人には相手がいるとか、長年の恋人と破局するとか、自分も主人公になったかと思うぐらいどんよりした気持ちになれます。でもちょっとずつでも前に進んでってほしいなぁと応援したくなる女性像ばかりです。

2014/12/20

はな

いろごと。色事。漢字で書くと色っぽい。ファッション誌で連載されていた、色をモチーフとした加藤千恵の短歌・ショートストーリー+miccaのイラストで綴られる20色の短編集。少し細身のサイズのオシャレな装丁で中身もカラフルで可愛い。前向きな話はほとんどなく、過去に想いを残したままだったり、現実を目の当たりにしてしまったり、ほろ苦いものばかり。色や匂いって、ふっと記憶を刺激されることがある。良いことも悪いことも。女性ならきっとどれかひとつは共感するものがあるはず。ひとつひとつがとても短いので移動時間におすすめ。

2018/12/12

アコ

20篇のショートショート集。『いろごと』とは色の話だから、そして男女間の恋愛に関する色事という意味を含んでいるとのこと。(あとがきより)なかなかツラい恋模様が多く切ないものの主人公たちの若さに救われ「まだ若いんだから平気よー!」と励ます30代の自分がいたり。そして「そういやこういう話、昔あったぞ?orどこかで聞いたぞ?」という身近さも。小説の前に短歌が添えられており、短歌を読み小説を読んで再び短歌とイラストを味わう、というスタイルで読んだ。イラストは昔から大好きなmiccaさん。

2015/01/16

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