ぬめり草
ぬめり草 / 感想・レビュー
阿部義彦
なめ子さん関連では初めて見る本、ブックオフで発掘しました。2004年発行、ぶんか社です。活字よりもイラストに重きが置かれています。アイドルをさかなにすると俄然筆が走るなめ子さんです。小倉優子に関する連作笑えました。なによりもの掘り出し物は巻末の圏外編集者こと都築響一さんとの共作になる「メメントモリビル」です。何でも二人で意気投合して作ったのに没になり取り上げられなかったのでここに初公開となりました。表裏のカバー見返しを使ったヤワラちゃんの結婚ネタは流石に抜群のセンスです。
2016/05/27
ズー
基本読み物というよりかは、文字数多い漫画。時代を感じつつも面白かった。安倍麻美とか全盛期のゆうこりんとか。なめ子さんはアイドル好きなんだな。 メメントモリビルが森美術館のパンフか何かに掲載予定だったのに、中止になったってのが盛りビルの懐の狭さを感じた。ほんとに何者にも怯えず、自分の価値観をバッと出すなめ子さんはロック。
2020/04/18
mei55
たまに辛酸なめ子さんの本は読みたくなります。 作家としての個性を確立されているということなんではないかと。 この本はネット書店で注文したらこれだけが届かず、なんとなく電話で問い合わせをしたところ、題名を言ってくださいといわれ、恥ずかしかった記憶があります。 相手の人も確認のために真面目に何度もその名前を連呼されたりして少し笑ってしまいました。 メールで問い合わせればよかったなと思いました。
2012/01/06
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