妄想に取り憑かれる人々
妄想に取り憑かれる人々 / 感想・レビュー
ツカモトカネユキ
2004年訳版発行。2001年原書発行。タイトルに惹かれて手に取りました。米国在住の心理学者が心の内にある、どうにもならないうしろ暗い妄想の謎とその解消方法の研究結果をまとめたもの。まず、うしろ暗い妄想の事例が紹介されます。次いで、その妄想を治す技法が解説されます。本書では、鬱病と関係が深い、心の中の善悪が戦う昔ながらの課題に対して、人としての生理現象として解釈されています。20年以上前の研究成果なので、現在でも新たな妄想とその解消方法が増えていることが想像でき、闇の深さを感じてしまいました。
2023/07/12
ぬぐみ
OCDの、特に強迫観念の治療について分かりやすく解説してくれる良書。文化的背景が日本と違うのため、私個人としては、日本の臨床についてもっと勉強する必要がありそう。使える評価スケールや、技法の紹介があるのがとてもいい。OCDについてだけでなく、OCDと関連した他の疾患についての解説もありがたかった。
2017/06/27
のちおちゃん
☆☆☆
2009/09/11
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