KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

作家
デイヴィッド・ミーアマン・スコット
ブライアン・ハリガン
糸井重里
渡辺由佳里
出版社
日経BP
発売日
2011-12-08
ISBN
9784822248529
amazonで購入する Kindle版を購入する

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

音源の録音自由等、誰もそれをしないだろうという時に、リスクを取って実施したからこそ成功出来たのだろうなと思います。通常のミュージシャンがアルバムを売る為にライブを開催するのに対してグレイトフルデッドはライブをする為にアルバムを売ります。正に当時の価値観と逆の事を意図的にせよ、そうでないにせよする事で、熱狂的なファンを獲得し息の長いマーケットを創造していく所に凄さが有ります。

2015/08/10

バズリクソンズ

このバンドの結成が1965年。その当時からライブでは観客に録音させ放題で自身のレコードの売り上げが伸びないのではと思うのは杞憂。音楽業界の常識を逆手に取りデッドヘッズなる熱烈なファン層の獲得。グッズにすら行商人にライセンス料を払えば商売をさせたりとデッドの所属レーベルの寛大さに驚きを隠せない。日本とアメリカの契約の差も知れて面白い。マーケティングと言う観点からのデッドの考察は確かに時代を先駆けた内容で納得のいく説明だがグレイトフルデッドというバンドが創り出す音楽が万人の心を掴む程卓越していた事が一番の理由

2023/04/23

gotomegu

本の装丁が好き。糸井重里がやたら推していたので出版当時から気になっていたものの、なんだかタイミングがあわなかったのよね。メルカリでハードカバーを購入して読んだ。作品をフリーにして共有してもらうのは、西野亮廣が絵本でやった戦略だ。録音OK、友人と音源共有OKとか、コミュニティの作り方や、ファンとのつながり方など、売らんかな主義の「マーケティング」ではなくて、ただただファンを大切にした結果な気がする。今は当たり前のことも、当時は異端だったんだろう。時代があとからついてくる好例。

2020/12/03

kubottar

ステルスマーケティング、いわゆるステマが流行っている今だからこそ読んで欲しい。グレイトフル・デッドというワードでプロシュート兄貴を思い浮かべる私ですが、表紙から引力を感じたので手にとりました。内容はマーケティング初心者向けで文字も大きく読みやすい。録音OKのライブをかなり昔にやっていただけに驚く。コミュニティをつくること、そしてファンを大切にすること。基本中の基本を何十年もやれたのは、バンド活動という一番好きなことを情熱を持って行えたからだということがわかりました。

2012/01/20

ころぶ

グレイトフルデッドの歴史とヒッピー文化の継承より生まれたビジネス手法と、現代のネットを中心としたオープンソースやシェアの考え方による新ビジネスに類似点が多いと紹介した本。「『マーケティングを学ぶ』は言い過ぎなんじゃないかなぁ」と結論付けたかったが、第三章の後半は学ぶべき点多しと感じた。それは顧客の創作意欲を飲み込み、巻き込み、顧客のニーズをとことん追求する姿勢では。初音ミクみたい。反体制と自由の象徴であるROCKとビジネスが相容れるなんて認めたくないけど面白かった。

2012/02/16

感想・レビューをもっと見る