HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント
HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント
- 作家
- 出版社
- 日経BP
- 発売日
- 2017-01-11
- ISBN
- 9784822255015
HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント / 感想・レビュー
5 よういち
インテルを育てた元CEO、アンドリュー・S・グローブによるミドルマネジャーに向けたマネジメント本。氏は現場の最先端にいる監督者や経営トップよりも、その間に存在するミドルマネジャーを重要視する◆まさに自分に必要な本だった。もっと早く目を通すべきだったと後悔。ミドルマネジャーに特化した仕事の進め方や何を目指すべきかを明確に示している。◆マネジャーのアウトプットは、判断や指示ではない。部下や配下のグループの成果がアウトプットである。/ミーティングの重要性(プロセス中心/使命中心)◆情報の収集、経営管理のテコ活用
2020/10/04
Willie the Wildcat
基本概念にも滲む実質主義。組織の各種機能、そして個々人の成長を踏まえたR&Rへの提言。「活動と成果」の件は印象的。シンガポール時代にボランティアで次男の学校に呼ばれて、自社と私の仕事を紹介した記憶が蘇る。姿勢で共感したのが、混沌の中での手綱捌き。苦しき中に学び多々。一方、1on1やメモは今更感。マトリックス組織なども、現代のグローバル環境では至極当然という印象。但し、聴く姿勢は頭で理解も時に失念・・・。自身の成長の余地が残っていると解釈するしかないなぁ。(笑)
2017/09/07
まちゃ
インテル元CEOのアンディ・グローブが1990年代に著したマネジャー向けの実践的なアドバイス満載の経営書。複雑なコンセプトが分かりやすく提示されていました。とても20年以上前の著書とは思えない内容でした。「マネジャーの最も重要な責任は、部下から最高の業績を引き出すことである。」「マネジャーにできるのは、もともと動機づけのある人が活躍できる環境をつくるだけ。」
2017/05/07
Miyoshi Hirotaka
経営戦略が企業の内部リソースの優位性に気がついたのは、80年代後半。現実体験を科学者の目で体系化したこの本は当時としては先進的で今もその価値を失っていない。例えれば、何度も翻訳され、ノーベル賞受賞者にも愛読される「ろうそくの科学」のようなもの。半導体産業はインテルの創業者のムーアが予言したとおり指数関数的に成長してきた。激変に耐えるには組織を強化が鍵と見抜いた。ちなみに、著者のグローヴは、20歳の時、祖国を脱出。歴史に「もし」はないが、ソ連の侵攻がなければ、ハンガリーから世界企業が誕生した可能性もあった。
2018/12/12
あこ
第2部『経営管理はチーム・ゲームである』と第4部『選手たち』のみ繰り返し2回読む。実際に何をやっているのか要約しづらいマネジャーの仕事。本書はそれを現場レベルで無駄なく明確に述べている。また、相手次第、状況次第に応用しうるもの。なぜなら、「なぜか」を明確にし、その際、起こりうる事柄についてもスマートに触れているからである。◇マネジャーのアウトプットは自分の率いる組織のアウトプットそのもの。したがってマネジャー自身の生産性は、部下のチームのアウトプットをより良く引き出すことにかかっている。
2021/06/05
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