鉄道デザインの心 世にないものをつくる闘い
鉄道デザインの心 世にないものをつくる闘い / 感想・レビュー
けんとまん1007
雇い主に盾突く。それでも、実現に至る。真の顧客は誰なのか・・・ここが全ての立ち位置だからこそなんだろう。デザイナーもいろいろあって、工業デザイナーとしての仕事は、プランナーであり、マネジメントであり、夢を見る人であり、地道な積み重ねによるもの。前例がないからこそやる。意見が衝突するからこといい。そこには、想いがあるからだ。
2021/04/10
Tadashi_N
デザイナーはデザインだけ行うのではない。プロデューサーであり、調整者であり、顧客を説得する役目もある。
2019/03/09
tapioka
JR九州の鉄道車両をメインにデザインの仕事をされている水戸岡鋭治さんが、九州一周豪華車両の「ななつ星」をデザインした際の車両や窓枠などへのこだわりや、仕事の進め方などを述べた本。水戸岡さんの熱意が伝わってくる熱い内容で、細部までこだわり抜き、依頼主と闘いながらいいものを作っていく姿はデザイナーという軽い言葉ではなく、職人と呼ぶに相応しい方であると感じました。効率主義に走り過ぎた社会への警笛も鳴らしていましたね。また、自分のイメージを相手に伝え納得させるのに苦労されていた内容が非常に参考になりました。
2015/12/22
Kei
感動!東京五輪もこちらにはいっていただいたら?(笑)ただ、こういう人を動かすには、JR九州社長のような危機感を持ったtopが必要。福沢諭吉の学問ノススメより、哲学、歴史学、経済学を以ってちゃんとしないと、なにごともできないんだ、との信念。鉄道デザインを超えた著書です。
2015/08/15
AU.Step
著者の仕事の一端は認識していたが、ここまで幅広い領域で活躍されている事はこの本で初めて知った。自分の仕事がモノ作りに関わる職種という事もあって、仕事への姿勢には強い刺激を受けた。
2021/02/20
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