Coders(コーダーズ) 凄腕ソフトウェア開発者が新しい世界をビルドする
Coders(コーダーズ) 凄腕ソフトウェア開発者が新しい世界をビルドする / 感想・レビュー
リットン
機械学習などのデータサイエンスを、すごいし、恩恵を受けているものの、なんかやりたくはないなあと思ってたけど、この本で、ソフトウェアエンジニアリングは論理的に理解できる一方でデータサイエンスとなるとブラックボックスもあり、色々調整したら「なんか上手くいった」のようになるのがうさんくさいと感じるコーダーも多い、と書いてあって、それそれ!となった。コーダーの歴史や性質(ステレオタイプ的なとこはあるが)、現代の問題など、幅広く書かれているが、アメリカと日本でもだいぶ違うだろうなとは感じた。
2024/02/27
人生ゴルディアス
『Coders at Work』のようなものかと思ったら、そちらよりもっと俯瞰的。しかも文化人類学的、あるいはコーダーの社会学に近い。ラムダの奥義とか人類はLispを学ぶべきとかの話は出てこないが、プログラミングに携わってきた人の世代的な変遷とか、ジェンダーを巡る歴史的経緯とかが特に面白かった。プログラミングは女性に向いているとされた時代があったなんて信じられますか。ではなぜ今あまりそう考えられていないのか等、男性として大変居心地は悪いが、なるほどなと思うところばかりだった。
2022/03/23
andaseizouki
組込ソフト開発を始めたことをきっかけに読んでみたが、コーダーとはどういう人物が多いのか、コーダー周りに蔓延る問題とは何かがよく分かった。 プログラムの世界は誰でもその気になれば勉強ができ、新しい世界を構築することができる。元々わかっていたつもりではいたが、改めて実例もとに理解するとモチベーションが上がった。ただ、プログラムを学ぶことを目的化すると大変なので続かず、何を生み出し、どう世界を変えてみたいのかがやはり必要だ。コーディングスキルをもっと上げていきながら、誰かに喜んでもらえる世界を自らビルドする。
2020/12/29
ナポリノロク
会社で話題になってたのを読み始めたのが去年の9月くらいだった気がする。。興味がないのを無理に読み切った感じ。社内面談ネタ用(^。^)
2022/05/21
Riko
7章「消えたENIACガール」は興味深い。最初は女性の仕事だとされていたコーディングが女性には向かない仕事という偏見に塗りつぶされていく歴史。8章の「キュウリ、スカイネット、AIの蜂起」も面白かった。機械学習エンジニアの目はそれまでのIT技術者とはちょっと違った目線だよね。
2020/12/13
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