ぼくが映画ファンだった頃
ぼくが映画ファンだった頃 / 感想・レビュー
もりくに
すごい映画好きで、自分でも創ってるイラストレーターの文字通り「映画好きだった頃」の話。家の近所に3軒の映画館があって、「歩いて」観に行ったと。今では、3軒ともないと。当時は、ふらりと出かけて入ったと。小林信彦さんも、現在のシステムに、よく文句言ってる。当時観た映画のタイトルが、思い出と共に湯水のごとく出てくる。彼は「(映画)ポスターを描く人」になりたくて、美術学校に入ったと。その後、日活名画座のポスターをやってた人から、「描いてみる」と言われて、9年間も無償で描いたとのこと。その頃のポスター見てみたい。
2017/10/13
tera。
豊富な知識と映画への愛情がぎゅぅっと詰まった一冊。生まれる前の事が殆どなので実はよく判らない事が多いのだけど、映画は大好きなのでどのエッセイも楽しめた。特に私も好きなビリー・ワイルダーとサミィ・ディヴィス・ジュニアについては、三谷幸喜氏との対談も含めて、かなり濃い内容で大満足。映画のオープニング、個人的には20世紀FOXが好きだなぁ。
2015/06/05
むーむーさん
この映画見たいあの映画みたいと思い逐一タイトルを書き留めながら読んだ。
2016/05/14
fwhd8325
和田さんの映画への愛情を素直に受け止めました。名画座でチャップリンの作品に出会ってから、映画の世界にのめり込みました。 少ない小遣いをやりくりしながら、ぴあを片手に名画座を回ったものでした。誰と言うことではなく、この作品は見ておいた方が良いよと、アドバイスをしてくれた方もたくさんいらっしゃいました。こんな凄い作品をリアルタイムで見ていたのかと嫉妬したことも数えきれません。だけど、映画はある意味で不変の魅力を放っているとも思っています。お楽しみは、まだまだなのでしょう。
2015/05/21
うさうさありす
自他共認める映画オタクの私が言うのもなんですが、和田誠さんの映画愛溢れる一冊には頭が下がります。冒頭もう年だからと言われていますが全然大丈夫ですよ。今の映画界を支えているのはオールドファンだと言っても過言ではありません。本作には書かれている名作の中には私の大好きなジェームズ・スチュアートやビリー・ワイルダー監督作が多く嬉しい限りです。近年は午前十時の映画祭等でシネコンの大スクリーンでも往年の名画を観られる幸せと言ったらもう感動の一言に尽きます。本作でとりあげられた未見の映画は機会があれば観てみたいですね。
2015/12/25
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