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自己責任社会の歩き方: 生きるに値する世界のために

自己責任社会の歩き方: 生きるに値する世界のために

自己責任社会の歩き方: 生きるに値する世界のために

作家
雨宮処凛
出版社
七つ森書館
発売日
2017-03-29
ISBN
9784822817718
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自己責任社会の歩き方: 生きるに値する世界のために / 感想・レビュー

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ちえ

再読

2024/01/03

hk

「人生とは選択の連続である」 昨今とみに人口に膾炙しているフレーズだが、ここにはキリスト教価値観がひそかに包摂されている。どういうことかといえば「貴方の現在の境遇はたゆまぬ選択の結果であり、今の不遇はあなたの決断が拙かったためだ。つまり不幸は自分で蒔いた種であり、自分で責任を取らなければならねえぜよ」という含意が込められているのだ。オイラに言わせれば人々は常日頃から選択し続けるほどの余裕はない。行雲流水ながれに身を任せて生きているのが専らだ。「人生とは選択の連続である」なんていう出来の悪いアジテーションは

2017/06/16

タナカとダイアローグ

図書館本。知的障害•発達障害、身体障害について考える流れでパンチバックを読み、相模原の障害者施設での悲劇が冒頭にあったため読んだ。序文にある「犠牲の累進性(入江公康氏より)」は日常にある。不幸な境遇の底は日本の貧困家庭よりも難民だっていう極論や、努力すれば報われる教と繋がっている自己責任論が自分の状況を不幸だとすら認識させてくれない‥雨宮さんのような活動家は、明日は我が身だし、自分がそうなりたくないという原動力がある。自分もおなじ。たまたま折り重なった運と偶然で今があり、そのせいで不運な状況は何とかしたい

2023/09/24

Humbaba

本人の努力は必要だが、努力すればかならず叶うというわけでもない。そのため、問題が発生してしまった場合にはセーフティネットを用意しておくことが重要である。しかし、それは個人の力でどうにかできるようなものではない。それがあることで多くの人が安心して挑戦できるようになるものである以上、国が責任持って用意することが求められる。

2017/06/11

ミヒャエル・安吾

自己責任てのは、権力者に有利な言説でなあ。誰も「全く」過失のない人間なんていないから、穴に落ちた時にかつての過失を遡及させてその責任を問うことが出きるんだよ。全く、卑怯なやり方だがね。

2017/05/09

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