オルクセン王国史~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~1 (一二三書房)
オルクセン王国史~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~1 (一二三書房)
- 作家
- 出版社
- サーガフォレスト
- 発売日
- 2023-12-15
- ISBN
- 9784824200754
オルクセン王国史~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~1 (一二三書房) / 感想・レビュー
岡本
Kindle。漫画版を描く野上氏の投稿から本作を知り読了。祖国での族滅から逃れたダークエルフをオークが匿う所から始まる物語。あとがきで著者が記している通り、兵站に重きが置かれており、人族以外に異種族が存在する世界での架空戦記といった方が合っているかもしれない。エルフィンドの戦力がはっきりとしないが、内政チートで発展を遂げたオルクセンの相手になるのか。次巻も楽しみ。
2024/02/06
Koning
銃と魔法の世界の戦争ということで、既にWebでは完結してるので、大体話はここまで進んだか~。という感じで読むんだけど、かなりブラッシュアップしてて好感。話の雰囲気は普仏戦争なんかの頃の近代に差し掛かろうか?という時代のプロイセン風味のオルクセン王国というオークを中心にした多種族国家と北に国境を接するエルフの国の戦争のお話なんだけど、まず第1巻はその序章。表紙で豚顔の横のいわゆるダークエルフが瀕死でこの王に見つかり手当を受けてからの~というところ。
2023/12/22
鐵太郎
買ったけど落ち着くまで読むのを待っていた作品。一読して、ふむ。なるほどこれは、「兵站」を題名にあげながら看板倒れの某SFシリーズよりよほど兵站、なかんずく軍事全般に目を向けた背景を持つ見事なファンタジーですな。これは、陳腐な「剣と魔法」を飛び越えて「銃と魔法」世界だと大胆に割り切った世界での、プロシアを彷彿とさせる軍事国家の王と北方の「平和な」エルフの国の民族浄化の地獄から逃れてきたダークエルフの氏族長の物語。その序盤。お話はこれからなのだ!!
2024/07/15
わたー
★★★★★おすすめいただいたので読了。めちゃくちゃ面白いなこれ。オークの王が保護したダークエルフの族長の口から語られたのは、白エルフたちによるダークエルフ狩りという悍ましき民族浄化政策だった。未だ窮地にある同族を救うために命を賭す覚悟を見せる彼女に対し、同族ごと移住し、臣下となることを提案するオークの王。かつて同族すら喰らう蛮族と呼ばれたオークたちの国オルクセンは、近代的な発展を遂げた多民族国家へと成長を遂げていたのだった、と始まるファンタジー戦記モノ。ファンタジー世界の歴史書を読んでいるかのような
2024/02/16
よっち
故国を追われたダークエルフ氏族長ディネルースがオークの王グスタフに救われて、オーク族を筆頭に多数の魔種族を擁する連合国家オルクセンで生きることを決意する異世界戦記。見た目とは裏腹に優しい性格で、エルフたちの国エルフィンドで迫害されていたダークエルフを種族ごと自国に引き入れ、住む場所を与えたグスタフ。彼女たちが目の当たりにする首都の反映っぷりや、技術的に進んだ農業や武具、鉄道や軍隊、兵站に対する考え方。それらを発案して定着させるところまで成し遂げたグスタフの異質っぷりが際立っていて、今後の展開が楽しみです。
2024/06/11
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