オルクセン王国史~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~2 (一二三書房)
オルクセン王国史~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~2 (一二三書房)
- 作家
- 出版社
- サーガフォレスト
- 発売日
- 2024-06-14
- ISBN
- 9784824201867
オルクセン王国史~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~2 (一二三書房) / 感想・レビュー
岡本
Kindle。遂に戦争、と思いきや戦争準備で終わった2巻。著者あとがきの通り、これが書きたかったんだから仕方ないが、艦隊名など流石に冗長と感じる所も。一見無防備に見えるエルフィンドだが果たして侵攻は成功するのか。次巻が待ち遠しい。
2024/07/05
Koning
ちぅ事で発売に気付かぬまま随分日が経ってようやく入手からのガッツリ読んじゃった!ですわ。プロイセンぢゃない、オルクセンいよいよ戦争ぢゃ!って事なんだけど、その準備に於ける各階層、各人物のそれぞれがみっちり描かれててですね、Webでお読みになった方も再度解像度を上げて浸れるという。19世紀中〜後半の戦史をご存知の方はそうこれよこれ感が後から後から来るっていう
2024/06/28
よっち
愛する牡との充実した幸福感に包まれる日々を送り、水面下でじわじわと準備を進め牙を研いでいたオルクセンが、ついにエルフィンドに宣戦布告を行う第2弾。グスタフとの関係を深めていく黒エルフの氏族長ディネルースが見せた矜持。仮想敵として定めてから長らく水面下で準備を進めてきたオルクセンが、ついに手に入れたまたとない好機。様々な視点から語られてゆく彼の国に対する複雑な思いだったり、妥協を是としないこれまでの試行錯誤がこれでもかとばかりに描かれていましたが、その積み重ねの先にある開戦がどんなものになるのか続巻に期待。
2024/06/17
和尚
ただ面白い。めちゃくちゃ良かったです! 準備の段階で勝負は決しているとはよく言われますが、ここまで丁寧に描かれているものも珍しい。 兵站だけではなく細部に至るまで、しかも少し近代世界史を知っているとクスリと笑えるものもあって、最高でした。 そして個人的好みとしては、シュヴェーリン上級大将の為人が好きです。 過去があり、未来がある歴史の流れの中の一部を群像劇として読ませてもらっている、そう思えて今から続きが楽しみに過ぎますね、お勧めの一作です!
2024/06/15
鐵太郎
この巻は、「野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか」という副題の工程をどのように進めるか、という流れを、開戦準備から開戦までの日程に添って、執拗きわまる兵站大好きな軍ヲタの視点で書きしるしたもの。どうやってこの国をエルフィンドと戦う国にするのか。どうやってエルフィンドに勝つか。どうやってエルフィンドに決定的な挑発・侮辱をさせるか。 都合の良すぎるところはご愛敬だけど、面白い。一気に読めました。ところでグスタフとディネルースのいちゃいちゃが全く目立たないのは、ほんの添え物だから?
2024/10/23
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