異形の心的現象 新装増補改訂版: 統合失調症と文学の表現世界
異形の心的現象 新装増補改訂版: 統合失調症と文学の表現世界 / 感想・レビュー
マッピー
対談集なのだが、精神科医が医学的な現象の解釈を素人の思想家に聞くってどうなの?とにかく吉本隆明の教えを請おうとする姿が読んでいてうるさい。一部の、というか多数の人たちに圧倒的な影響力のある吉本隆明だけど、この本の彼の話は、あっちへ行ったりこっちへ行ったりと、論点が定まらない。頻繁に同じ話を繰り返すし、テーマからどんどん逸脱するし、大丈夫なの?彼が持ち上げられれば持ち上げられるほど、引いていく私。久々に読む本を間違えたと思いました。多分これ、吉本隆明ファンブックです。
2018/05/17
Nobor
漱石「三四郎」のシーンとかよう覚えてる。そこが統合失調的とはあまり思わなかったのでぎくっとする。
2010/07/26
おたんこなすび
あーおもしろかった☆全然かみ合ってない気がするし、とんちんかんな話になってるところもおもしろいっ!ゆる〜く、でもめちゃくちゃ底は深くてちょっと覗いたらおそろしい…という印象。「通りの先のおせんべい屋さんまで歩いていくのが今の目標」と仰ってる吉本さんにすごく同感!一緒に生きます!!
2010/02/10
夜雨直樹
時代は発達障害(?)だと言うのに、今更ながら統合失調症を取り上げてる本。しかし、僕は統合失調症の当事者なんだな。いや、この森山って人も、結構どころか、かなり良いこと言ってるよ。「よく休んで、よく眠れてリラックスできるように薬を出してる」って、こういう言い方が絶妙だぞ、案外。何、発達障害みたいなタッチで、漱石とか芥川の統失の症状の文章、取り上げてんじゃん。これ絶対読んでよかった。
2019/11/03
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