精神鑑定と司法精神医療 (サイコ・クリティーク 12)
精神鑑定と司法精神医療 (サイコ・クリティーク 12) / 感想・レビュー
Akihiro Nishio
タイトルに偽りありで、精神鑑定の話は全体の半分以下で、医療観察法についてが半分以上占める。司法精神医学の領域で、数十年ぶりに目新しいテーマなので浮き足立つのはわかるが、いつも同じような話でいい加減飽きてきた。本全体が、オープンカレッジでの発表と議論を文字に起こしたもので、鑑定についても、重要なテーマが提出されるも深められることなく、尻すぼみで終わってしまう。まったく無駄な本であった。
2013/03/25
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