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ゲーデル、エッシャー、バッハ: あるいは不思議の環

ゲーデル、エッシャー、バッハ: あるいは不思議の環

ゲーデル、エッシャー、バッハ: あるいは不思議の環

作家
野崎昭弘
はやし はじめ
柳瀬尚紀
ダグラス・R・ホフスタッター
出版社
白揚社
発売日
1985-05-01
ISBN
9784826900256
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ゲーデル、エッシャー、バッハ: あるいは不思議の環 / 感想・レビュー

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山口透析鉄

高校1年生の夏に買って読みました。 ホフスタッター氏はAIの研究者というよりは、この本の著書としての印象が強いです。 会話劇パートの翻訳は天才・柳瀬尚紀氏でなければこうは翻訳できなかったでしょう……。 自己言及と脳の仕組みを巡る話に収束していたのでしょうが、話題が極めて広範囲に及びますので……40年以上も前に書かれた本でも、いまだにちゃんと興味深い内容にはなっていますが……ホフスタッター氏のこの後の著書はあまり面白くはなかったような……マグリットやゲーデル、この本で知りました。 かなり好きですよ。

absinthe

高専生の時に読みました。教官の部屋にあって、解りやすくて面白いので全員が夢中で読んでました。幼稚園児が子供会で貰う様な、玩具が一杯の玉手箱みたいな本です。 計算可能性とかゲーデル不完全性などの哲学と数学の中間くらいの話題や人工知能の先端の話題が、例え話やシャレに混ざってたくさん詰まっています。 次の章に進むたびにワクワクしました。途中だけ拾い読みしてもほとんどのページが面白いのです。800ページ近くあってど厚いですが、上下巻に分けないほうがいい本です。生涯ベストと呼べる一冊です。

北条ひかり

72時間31分。カセットテープ。国立国会図書館と音訳者さんに感謝。学生時代に読書会をやって読んだものの、わからずじまいだった。10年ぶりの再挑戦だったが、草薙素子少佐さんに似た声(本物?)で朗読されていたので聴くのは心地よかったが、やはり内容は・・・(泣)。我が嫁さんは15歳の時に読んで理解したと言い、我が社のチーフ・アーキテクトも大学入学前に読んだと言う。僕は彼女たちに疑問点を書いたメモを見せて、レクチャーをしてもらうことにした。今度こそ、絶対に疑問点を解消してやるぞ! それにしても、僕はバカすぎる。

2016/11/15

猫丸

私の人生を大きく変えた本だったりする。当時、文系の学生だった私が理系学問の面白さに魅せられた。単純なアルゴリズムにも神秘は宿る。人間の知性は、薄っぺらいオカルトなんか問題にならないほどにエキサイティングな論理を操ることができる。 その後、私は文学部をやめて理学部数学科に再入学しました。

reki

40年ほど前の科学書ベストセラーと知って入手したものの、その分厚さに読了まで何か月もかかってしまいました。 各章の最初に亀・アキレス・蟹という登場人物による寸劇があります。寸劇は多重構造のダジャレと言葉遊びにまみれていて正直ちょっと疲れますが、これを翻訳した訳者には感嘆するしかないです。 音楽・論理学・だまし絵・DNAなど幅広い話題が絡みあいながら展開するので、バッハの話はなんとか読み流せるものの、不完全性定理、DNAなどについては多少の基礎知識を持ってから読むのがお勧めです。読了して満足ですが疲れた……

2015/01/02

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