プルーストの記憶、セザンヌの眼: 脳科学を先取りした芸術家たち
プルーストの記憶、セザンヌの眼: 脳科学を先取りした芸術家たち / 感想・レビュー
やいっち
著者は、ノーベル賞を受賞した神経科学者エリック・カンデルの主宰する研究所で実験助手として働いた経験があるサイエンスライター。「脳科学というまったく新しい視点から芸術を読み解き、科学と芸術という二つの文化の橋渡しをする明晰で刺激的な論考」といった本。ある意味、小生の読書の方針とも合致する。吾輩は、可能な限り、理系の本と文系の本は同時並行して読むようにしている。科学の最先端に自分の能力の範囲であろうと、接しようとしている。文学を含む文系の本も古今の書を読みたい。
2021/06/21
夏子
最新の脳科学から解ってきた事実とそれを既に知っていた偉大な芸術家達。どの章もとても面白かったですが特に脳と味覚と嗅覚の複雑な関係について知る事の出来る「オーギュスト・エスコフィエ 味の本質」が一番良かったです。
2016/01/18
モート
なるほど、「偶然を促すような、行動と思考」をしよう。
2022/03/26
belier
芸術家の直感と脳科学を結びつける面白い試み。プルーストやセザンヌなど好きな芸術家の章では、新たな角度で見ることができて嬉しかったし、ホイットマンやエリオットのようなやや食わず嫌いだった芸術家やエスコフィエなど知らない芸術家はそのよさを知らされ興味を持った。
2017/08/20
若い脳
セザンヌについての考察が特に面白かったが、 A rose is a rose is a rose is a rose. をどのように感じるかが重要な気がした。
2010/11/08
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