けもの道を笑って歩け
けもの道を笑って歩け / 感想・レビュー
チェ・ブンブン
マイキャリアモデルである園子温のエッセイ。学校のプレゼンの時間で使う予定だから読んでみた。彼の書き方は三島由紀夫や寺山修司に似ていて、無差別殺人したけりゃ映画を撮ればいい。ダニートレホは人を映画で殺して褒められる。とか、宗教に飢えを凌ぐために偽って入信した。とか、いきなり映画会社に攻め入るみたいに過激なんだけれど論理的知的で納得させられてしまう文章で監督は訴えていた。この本読んでからデビュー作や自転車吐息を観ると、彼の心理が読み取れるであろう。
2013/10/13
ひろし
映画監督の園子温さんが送る、彼の価値観と信念と経験と大量の映画を通して語られる人生指南書(のようなもの)。『人は、自分自身と友好的な関係を築き、独立自尊をもって己だけのけもの道を堂々と歩け』。これが大きなテーマだと思う。自分自身と友好的な関係を築けない人が他者と友好は築けない。質より量をこなし、自分自身を、世界を更新し続ける。常に昨日ではない今日を作り出す。本ばっかり読んでてあまり映画を観ないから紹介されている映画のほとんどはわからないのだけれど、園さんとテーマを通して語られる言葉は瑞々しくて魅力的だった
2016/01/07
Vakira
園子温の人生論。自分の生き様とさまざまな映画を交えて勇気の出る人生論を説く。すべてとは言わないが80%程共感。自分にはなかなか出来ないが、バイブル候補とした。
2014/05/09
非日常口
快活! 自己啓発だが、紹介された映画を制覇したい。あえて内容はふせます。
2013/11/20
nbhd
この本を読んで、まなんだこと…岡本夏生は本物。少林少女は製作委員会のためだけの映画。なんだかんだいってタルコフスキーよりジョーズのほうが面白い。観たくなった映画「シークレット」「さよなら、さよならハリウッド」「ルトガー・ハウアー」「26世紀青年」「グッドフェローズ」。そうだ、読みながら家族のこともいろいろ考えた。
2013/10/19
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