不条理を生きるチカラ
不条理を生きるチカラ / 感想・レビュー
gtn
人を動かすのは、宗教、テロリズム、ナショナリズム、啓蒙思想の四つだが、テロリズム、ナショナリズム、啓蒙思想にはそれぞれ「付けるクスリがない」ほどの短所があり、最終的には、揺るぎないテキストを有する思想を人間的魅力をもって感化するしかないと佐藤氏。同感。例えば政治の世界でいえば、ゴールがどこかも分からず場当たり的なシュートをし、外れたら言い訳をしたり、そもそも蹴っていないと開き直ったり、挙句の果て、試合放棄する為政者がいるが、そんな奴らにもう付き合っていられない。
2021/05/06
CCC
それそんな風に言い切れる話なの? と思う部分はいろいろあったけれど、思っていたよりは話の内容は薄くなかった。雑談だと思えばそれなりに面白い。佐藤優のソ連まわりの話には、体験がなければなかなか言えないのではというものがあった。全体としてはポストモダン的な相対主義の限界を強く意識している。
2020/11/06
kenitirokikuti
図書館にて。佐藤、小学生の陣地取り遊びで、自衛隊組と過激派組とに分かれるのがあった。が、浅間山荘事件のテレビ実況が学校でも流されて、過激派を持つ子どもが減り、廃れた。今思うと、教育行政側と日教組(など)とが新左翼の過激派を削ごうという線で共闘したのではないか▲そういや、いまの小学校の鬼ごっこ系のバリエーションで、鬼と鬼殺隊(と一般人)があるっぽいねえ
2022/06/26
Happy Like a Honeybee
ミネルヴァの梟は黄昏時に飛び立つ(ヘーゲル) 我那覇真子氏を用いて沖縄人同士を対抗させる、ヤマトの連中。 労働力が商品化され搾取を源に、資本主義が発展していく。 496種類のアイスを食べたくなる、大量消費文明。 スターリンのマルクス主義と言語学の諸問題を読みたいが絶版に。 都立図書館を利用するしかないかな。
2020/07/22
のせなーだ
香山リカ氏の本は書店では必ずというくらい目に入るが一冊も読んだことがない。対談なので今後彼女の本に手が伸びるかわからない。本当に不条理、権力は怖いです、どうなるのか世の中は。暗い現実社会。
2022/08/27
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