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おひとりさまの逆襲 「物わかりのよい老人」になんかならない

おひとりさまの逆襲 「物わかりのよい老人」になんかならない

おひとりさまの逆襲 「物わかりのよい老人」になんかならない

作家
上野千鶴子
小島美里
出版社
ビジネス社
発売日
2023-04-17
ISBN
9784828425160
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おひとりさまの逆襲 「物わかりのよい老人」になんかならない / 感想・レビュー

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ネギっ子gen

【制度があっても使えない介護保険「改悪」の結果は、施設にも入れず、「在宅」という名の「放置」になることは目に見えている】配偶者や子どもには頼らず、自分らしい最期を迎えるために、社会学者と介護事業27年の現場のプロが徹底討論した書。上野は書く。<市民のボランティア活動から出発し、地方議員の経験者でもあり、介護保険以前からの介護事業の経営者でもあり、介護保険施行前後の現場の変化を体感しており、コロナ禍の間の介護現場の困難と闘ってきた小島さんの議論には説得力がある。私にとってはうってつけの対談相手だった>と。⇒

2023/07/24

katoyann

介護保険法改悪反対という趣旨のもとに組まれた対談。自己負担額標準2割化とケアマネの有料化を骨子とする改悪であり、実現してしまうとサービスを利用できる高齢者が減り、家族介護の時代に戻ってしまうということが危惧されている。介護離職が増え、自宅で誰にも見つからないまま放置されてなくなる高齢者が増えると思うとディストピアだ。団塊ジュニア(就職氷河期世代)の老後不安も深刻だが、介護を自助努力の問題としてしまうと経済が益々先細りになるだけである。対談本で分かりやすいし、現状を把握する上でもオススメである。

2024/01/16

ぬらりひょん

辛い現実を突きつけられて、途中で読むのをやめようかと思った。でもこういう人たちが声を上げ続けてくれたおかげで、介護保険がある(いろいろ問題だらけではあるが)。「ケアはタダじゃない」とみんなが認識して、ある程度女性を解放してくれた。感謝しなくては。そして最終的には特養という受け皿があると思っていたら、今や2割負担で高額所得者か生活保護受給者のどちらかしか入れなくなっているらしい。いったいどういうこと?もはや複雑すぎてさっぱりわからない。これは大問題です。

2023/09/13

ochatomo

この題名は上野さんの言葉だろう 認知症の義母みている私は素直な老人になろうと思うけど… 「在宅ひとり死のススメ」「あなたはどこで死にたいですか?」を互いに意識し合っての対談であり、通底する認識を知ることができる すれ違いもあるが、介護制度改悪へ断固反対する行動は一致する そういう意味では私も2割負担の義父で苦労し断固反対で「物わかり」よくない 認知症の人は不安が大きく一人は合わないという小島さん経験談に深く感銘を受けた 上野さんの全共闘ブルジョワ転向はメディアの印象操作という話も印象深かった 2023刊

2024/11/04

めえめえ

在宅ひとり死を希望する上野氏。今回は介護のプロとの対談集。団塊の世代の方々がついに後期高齢者になるそうです。全共闘の活動家たちに介護について聞いたアンケートを紹介。戦士たち、結局自分の介護については頭が古臭いようです(汗)そして団塊ジュニアの方々が親の介護に直面する時代に突入。最後の章は介護保険法について。これはとても興味深いです。我が家も使わせてもらっていますが、見直し案は反対です。

2023/11/19

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