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夢遊王国のための音楽

夢遊王国のための音楽

夢遊王国のための音楽

作家
島田雅彦
出版社
ベネッセコーポレーション
発売日
1984-01-01
ISBN
9784828821276
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夢遊王国のための音楽 / 感想・レビュー

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tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

☆4.5 11歳の少女に恋をする中年のピアニストを描いた『スピカ、千の仮面』と、 第90回芥川賞候補作の『夢遊王国のための音楽』の2篇を収録。

2021/05/30

ヨコツ

音楽を創作イメージとした中編二編を収録。無垢故に社会からつまはじきにされる青年、美しい少女に焦がれる中年の二人をそれぞれ主人公とし、どちらの物語も音楽に魅せられたが故に狂わされる人生を描いている。しかし二人の不幸な主人公は明らかに破滅への道を進みながら、それぞれの物語に悲壮感は全く感じられないのだ。単調で滑稽なストーリーテリングは、島田雅彦に倣って音楽で表現するならラヴェルのボレロといった風情。さて、作家とはおしなべてひねくれものの集まりであると僕は思うわけなのだけれど、島田雅彦もその例に漏れない。一見、

2013/03/03

Ryosuke Tanaka

島田雅彦は初ですが、去年の文春の芥川賞評で円城にわりと高評価だったの、ナルホドと思った。外大ロシア科だそうです。引いてる音楽も好き。(ところで野間文芸新人賞受賞作らしいけど9登録って…?)

2013/02/03

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