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ゼウスガーデン衰亡史

ゼウスガーデン衰亡史

ゼウスガーデン衰亡史

作家
小林恭二
出版社
ベネッセコーポレーション
発売日
1987-06-01
ISBN
9784828822280
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ゼウスガーデン衰亡史 / 感想・レビュー

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とも

★★★★☆面白い。SF的側面、国や企業の衰亡史としても、ゼウスガーデン(遊戯場)のアトラクションの発想としても、権力の権謀術数やかけひきとしても楽しめる。

2017/02/18

眠る山猫屋

再読。1980年代に東京の一角で生まれた遊戯場が日本を席巻し、2070年代に滅びるまでを描いた偽史。創始者の双子の天才を始め、様々な怪人奇人、偉大な人物から天才、悪党、政治的怪物などなど様々な人物がゼウスガーデンなる〝遊園地〟を形創っていく。究極の快楽を提供すべく変革していくゼウスガーデン。これが書かれた時代を考えると、なんたる先見性!過不足は様々有れど、この言葉遊びと未来観、エッジ利き過ぎてませんか?ローマ帝国の興亡を読むような圧巻の歴史絵巻。

2018/03/28

inugamix

途方もない巨大遊戯場をめぐる偽史もの。おそろしいほどの丹念さ。

2015/02/13

mu1059

ありえなさすぎで笑える。真面目っぽく描写しているところがシュール。

2009/09/18

さては南蛮チキン

今年ベスト・ワン。 ホモ・ルーデンスいわく、遊びとは経済や生活に紐づかない(なんの役にも立たない)独立した空間から成り立つというけれど、小説を通してゼウスガーデンの盛衰を見たのはジェットコースターを乗ったような興奮を覚えた。 面白い言い回しや、キャラクターの権謀術数渦巻くドロドロの政治劇は結局フィクションなのであり、読者の人生には関係ない。激動の偽史を読み終えてひとつのアトラクションを堪能したような爽快感があった。

2024/06/23

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