文学がこんなにわかっていいかしら
文学がこんなにわかっていいかしら / 感想・レビュー
空箱零士
いわゆる「文学」を読むまでなく文学は見つかるものだ。本書は純文学から競馬新聞まで活字メディアの「言葉」がいかに文学(的)になりえるかを論じる書評を中心に構成されている。ぶっちゃけ言葉に繊細ではない身としては引用部を読んでも「?」となる点も少なくなく、「理屈」としてはまあ理解しえても実感に至らない点も多かった。ただ、具体部分はともかく書かれた「言葉」が読者に印象を与えるメカニズムを解説し、結果として「文学」を超えて文学を語る評論になっている。本書はエクリチュールを読み解く基本に近い位置にあるような気はする。
2014/12/04
煙草
ゆっくり読んでてやっと終わった。毎回文章の書き方を変えてた。これは面白かった。特に最後の少女漫画について書いたやつなんて言いたい放題って感じ。
2001/01/06
けいこう
かわるがわる文体に迷わず、読めた! とは言えないか。まったく、こんなに文学がわからなくて平気かしら。
2011/10/09
chie
☆☆☆☆
2010/05/02
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