謎とき大審問官
謎とき大審問官 / 感想・レビュー
Tonex
埴谷雄高が雑誌に書いた文章や講演録などを一冊に収めたエッセイ集。タイトルは江川卓の「謎ときシリーズ」を意識したものだが、収録されている文章は大審問官やドストエフスキーに関するものばかりではなく、むしろドストエフスキーに関係のない文章の方が多い。/埴谷雄高は『死霊』を書いた人だとは知っていたが、今までにこの人のエッセイなどというものを読んだことがなかったので、初めてこういう人だったのかと知った。
2014/09/29
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