俳句とは何か (福武文庫 こ 103)
俳句とは何か (福武文庫 こ 103) / 感想・レビュー
メタボン
☆☆☆★ 俳人が書く文章は意外と難解だと感じた。特に俳句に対する論文についてその意を強くした。アンソロジーの中でも、娼婦と暮らす神戸のアパルトマンでの生活を衒いのない文体で赤裸々に綴る西東三鬼の「神戸」が良かった。また、塚本邦雄の「百句燦燦」は、文章が難解ながらも絢爛で、もっと読み込みたいなと思わせた。「新鋭俳人の句会を実況大中継する」は単純に句会を楽しめて良かった。
2020/05/10
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