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八犬伝綺想: 英米文学と南総里見八犬伝 (Fukutake Books 21)

八犬伝綺想: 英米文学と南総里見八犬伝 (Fukutake Books 21)

八犬伝綺想: 英米文学と南総里見八犬伝 (Fukutake Books 21)

作家
小谷野敦
出版社
ベネッセコーポレーション
発売日
1990-06-01
ISBN
9784828833200
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八犬伝綺想: 英米文学と南総里見八犬伝 (Fukutake Books 21) / 感想・レビュー

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kenitirokikuti

図書館にて。1990年刊行で小谷野氏の処女作なのだが、カバーの著書経歴に秋から北米へ留学予定とあったり、東大院の比文あれこれを感じさせる(この3年前には佐伯順子『遊女の文化史』)▲小谷野氏は1962年生まれで、1973〜5年にNHK放映の人形劇『新八犬伝』を視聴した。1974年生まれの私が見たNHK児童向け人形劇は『三国志』(82〜4)と『ひげよ、さらば』(84〜5)だ。無印ガンダムは映画も含めると79〜82。ビックコミック系でガンダムものを描いてる太田垣康男は1967年の生まれ。やっぱ1980年が節目か

2022/11/29

smatsu

猫猫先生の初書籍。修士論文をもとに書籍化したものだけに、内容はやや高踏的でよそ行きの文章なのでいつもの調子を期待してはいけない。出版は1990年で、まだニューアカ(死語)の名残があった時代の空気を感じる。高山宏とか、ああいういろいろちりばめた豪華絢爛な感じの本が受けていた。読んでいるとなぜか池袋の西武デパートにあったリブロとかセゾン美術館を思い出した。ああいう場所に置くと良さそうな本だ。八犬伝自体は石山透版は読んだけど馬琴の原著版では未読。実は岩波文庫版を積んであるので死ぬまでには読みたい。

2024/07/26

小倉あずき

八犬伝を英米文学と比較するという非常に冒険的な試みは、成功したといえるだろう。縦横無尽過ぎてついて行けないところもあったが面白い読み物だった。雄々しい女たちと、幼児的な男たちという棲み分けがなされる中で異彩を放つゝ大という一人の男。彼の存在はともすれば見えづらくなる一方だが筆者の誘導に従ううちに闇を突き抜ける綺羅星のように鮮やかに浮かび上がってきた。いやはや、凄いぜ。それにしても引用される文献が余りに多すぎて全体像をちゃんと把握できる読者はさて、何割くらいなんだろう?とも思うのも事実

2014/04/15

佐藤リア

References/imaki

2011/11/19

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