瓶の中の旅愁: 小説の特異点をめぐるマカロニ法師の巡礼記 (福武文庫 こ 106)
瓶の中の旅愁: 小説の特異点をめぐるマカロニ法師の巡礼記 (福武文庫 こ 106) / 感想・レビュー
九鳥
全方位を風刺するような、全力で人をおちょくったメタ小説。己が物語の主人公であることに気づき、「最高の言葉」を求めて旅をしながら妄想主(作者)に挑み続けるマカロニ法師の冒険。多少ギャグに時代を感じつつも、とても楽しく読んだ。小林恭二は早すぎた作家なんじゃないか、と思う。
2009/03/24
ろびん
皮肉に満ちてるなあ。だいぶ疲れます。
2019/12/24
Mark.jr
最高の言葉を探すマカロニ法師の巡礼の旅。要するにドンキホーテや三蔵法師のパロディなわけです。とにかく全編メタネタや風刺が満載ですが、真面目過ぎると言ってもいいぐらい、愚直に言葉や物語を問い直そうとした作品です。
2021/02/01
デコボコ
十分面白いのですが、「主人公」なんてものがいるせいで、同著者の『小説伝』や『ゼウスガーデン衰亡史』に比べると幾分劣っている気がします。
2015/02/15
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