天使の樹 (福武文庫 よ 601)
天使の樹 (福武文庫 よ 601) / 感想・レビュー
ユキミ
複雑な家庭環境によって「何もない毎日」に虚しくなり心を閉ざし続ける智美。ある日、母が友人とハワイへと旅立つことになり、のちに智美も遊びに行くことに。母たちや弟の友人、圭と過ごすうちに、壁にぶつかりながらも少しずつ自分のことを受け入れていく。読者としても癒され、許されるような言葉がたくさん描かれています。大切なのは、自分を愛すること、大切にすること。自分が感じた本当の気持ちを表現すること。そのために人を傷つけても、人はそれほど感じてない。本当のことを実行できなかったあなたの方がずっと傷ついているのよ。
2017/12/26
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