龍炎使いの牙 2 (富士見ファンタジア文庫 66-2)
龍炎使いの牙 2 (富士見ファンタジア文庫 66-2) / 感想・レビュー
紫
ただ分厚いだけにあらず、超重量級にして濃ゆくて暑苦しい著者渾身のデビュー作の下巻。約四百ページのボリュームの中、上巻にまして展開が早いこと早いこと。上巻の後半は戦闘不能のままくすぶっていたファングが、序盤早々に派手に復活するんだから。上巻ではどいつもこいつも脳筋だったことを反省したのか、本書ではゴートやコウ先生など、知性派武人がファングと語らうことに。特にゴートが語る、強さの持つ重みの意味が物語に深みを加えているのであります。意外だったのはミサキの出番の少なさ。ルーイとキャラがかぶるから? 星5つ。
2019/02/27
北風
続編が出なかったのが返す返すも残念です。
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