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戦う少女と残酷な少年: ブロークン・フィスト (富士見ミステリー文庫 33-1)

戦う少女と残酷な少年: ブロークン・フィスト (富士見ミステリー文庫 33-1)

戦う少女と残酷な少年: ブロークン・フィスト (富士見ミステリー文庫 33-1)

作家
深見真
桐嶋たける
出版社
KADOKAWA(富士見書房)
発売日
2002-01-01
ISBN
9784829161548
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戦う少女と残酷な少年: ブロークン・フィスト (富士見ミステリー文庫 33-1) / 感想・レビュー

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有理数

深見真のデビュー作にして、驚愕のトリックと銘打たれた富士見ミステリー文庫の一作。すぐに読めました。こんなの有り得ないとかバカトリックだとか、そういった評判ばかり聞いていて「どんなトリックだろう」と期待していたんですが、ちょっと拍子抜けでした。しかし確かに他に例はなさそうで、苦笑を禁じ得ないトリック。ある意味地雷。それが通用するような舞台の整え方はよいと思います。格闘技の描写もよかったです。ささやかな百合描写もデビューから深見真は深見真でした。

2014/08/30

はの

空手部の合宿で起こったこの世にただ一つの「完全な密室殺人事件」。トリックが凄いという噂はたびたび聞いていたので手に入れて読むのを楽しみにしていて、読んでみたら本当に凄かった笑!理知的な探偵役の子から語られるまさかの真相の落差っぷり&奇抜さがもう笑う。ここまで笑った「バカミス」は久しぶりで、真相知るまでのドキドキ感と真相知った後のなんともいえなさ笑。このトリックで本が販売できるんだ!と本の懐の深さと物語の面白さを堪能した楽しい読書時間だった。

2015/10/30

しずかな午後

高校空手部の合宿で起きる連続密室殺人、そこに巻き込まれる美少女空手家とその幼なじみの気の弱い少年。作中で述べられるように、普通、「密室殺人」は「密室に見せかけた殺人」か「密室で起こった殺人に見える自殺」のどちらかでしかない。しかし、この事件は違う。「完全な密室」殺人事件なのである。まあ、正直言って真相はなんでもありのヒドいトリックなのだが、こういうとんでもないミステリが読みたい時もある。サクッと読めるし、一読の価値はあり。なお、本作は深見真のデビュー作であり、あとがきや編集部による解説も初々しい。

2024/01/22

アツシカ

ちくしょう笑いが止まらない。まさか冒頭の「絶対に普通の人間には真似できない、小細工抜きの完全な密室殺人」とやらが本当だなんて思わないだろ!このやろう!やりやがったな!小細工はしてもいいんだぞ!?やはり密室殺人のインパクトが語られがちではありますが、それ以外に犯人が語る殺人の動機にも目を引くものがあったと思います。奴の言葉の「格闘技」を「ミステリ」に変換すればそのまま本作のやろうとしたことの意味が見えてくる……気がしませんか?僕だけ?

2018/10/17

とーちゃん

深見先生のデビュー作、やっと読むことができました!ヤングガンカルナバルで知り、アクションバイオレンスが激しく描かれていました。今作品にも深見先生の元となるものを読むことができました。ミステリーと格闘技の合わせ技!登場人物のキャラクターもわかりやすく読みやすかったです。

2013/07/24

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