レンテンローズ (富士見ミステリー文庫 34-1)
レンテンローズ (富士見ミステリー文庫 34-1) / 感想・レビュー
ソラ
内容(「BOOK」データベースより) うわべだけの友人関係を作り孤独を愛する中学生・香織里。彼女の運命は、見慣れぬ花屋“レンテンローズ”に足を踏み入れた時から変わり始める。運命に翻弄され、心の迷路に入り込む香織里。だが真実を掴みかけたとき、目の前に闇の存在アカンサスが現れ、彼女の内に巣くう影を浮かび上がらせる。アカンサスの目的とは?そして、香織里の心の行方は?静寂の時を越え、漆黒に佇むアカンサスが人の心に宿る闇を狩る
2009/06/04
永山祐介
謎を解くことよりも、事件に対する人の葛藤とか悩みとか、そういう方に重点がある気がする。読みやすいし、結構好み。
2002/05/28
chat noir
著者にしては珍しい、不思議路線のミステリ。中編2話構成なので読みやすい。不思議や謎はすぐ近くにあって、実は狩られていたりして…。まったく元通りとはいかなくとも、前向きになった登場人物たちにほっとした。
2010/04/03
schizophonic
いまどきなかなか類がないほど、実直に本格推理に取り組んでいる。手がかりを地道に検証し、結論にたどり着くまでの過程は、実に丁寧なのだが、それにも増して印象的なのは、犯人の犯行にいたるまでの心理や、昏い結末だったりする。
2013/05/09
のぞみん★
最初は戻ってやり直せる話かと思いきや、そうでもなく‥悪(?)が悪を刈る不思議なお話し。ちゃんと内容も凝ってて、思わず読み進めちゃいます★
2011/12/12
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