パズルアウト (富士見ミステリー文庫 33-6)
パズルアウト (富士見ミステリー文庫 33-6) / 感想・レビュー
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**心理学SF&ミステリ**阿波城址郎は顔に傷を持ち、近寄りがたい性格のため常に孤独だった…。しかし彼は、他者の心のキズを…その象徴をカタチとして取り出し、目に見える形で修復・修正できる特殊な技能士…象徴心理療法士だった…!?(紹介文・他より)――人のココロの傷。その見えないはずのソレに形を与えて…目に見えるモノとして治療する…と、いう斬新すぎるアイデアが秀逸な傑作! ⇒続き
2014/03/04
サエズリ割津
深見真の初期作品。面白かった。人の心を目視できそれを治療することのできる象徴心理療法士の少年阿場城址郎とかつて阿場に親友を救ってもらったことから阿場と関わることになった宮脇奈々が学園を中心に起こる自殺事件を異能力を使い解決する話。同性愛と銃器描写がないことに違和感を覚えるあたり、大分深見作品に毒されてる感はある。それでも哲学的なやり取りや心理学の要素のある作品で、のちの作品につながる要素も見えて面白かった。それと武田みか先生の表紙がめちゃくちゃ可愛い。深見作品の中ではわりととっつきやすい一冊。
2016/12/12
なつのおすすめあにめ
表紙が可愛いすぎる…。銃と格闘技、同性愛などのお馴染み要素が薄い…というか無く、かわりに哲学が多めに語られている印象。暴力とアブノーマルっぷりを足せば確かに『パラベラム』になりそう。しかし『パラベラム』読んでから読むと切なくなるので注意。
2015/06/01
あだむ
『疾走する思春期のパラベラム』にとある人物が継続して登場するので、ある意味過去編という位置付けで読んだ。「人の心を物質化して取り出す」という異能力がパラベラム能力の原型となったというのも面白いけど、何より心理学や哲学的知識が豊富に盛り込まれている所が素敵な作品。深見さんの作品は映画とか本や哲学的知識とかが引用的に盛り込まれているから、執筆の上で何に影響されて参考にしているのかが分かり易くて、それを視聴することで作品により没頭出来るのが良いところだと思う。読んでいてひしひしと伝わるB級映画愛。
2013/11/30
テツ
面白かったけど、今読むと銃も百合も出てこないのはいささか物足りない感あるw
2012/11/16
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