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積木の恋 (プラチナ文庫)

積木の恋 (プラチナ文庫)

積木の恋 (プラチナ文庫)

作家
凪良ゆう
朝南 かつみ
出版社
フランス書院
発売日
2011-10-11
ISBN
9784829625163
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積木の恋 (プラチナ文庫) / 感想・レビュー

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扉のこちら側

初読。2015年444冊め。朝南さんの表紙に惹かれて購入したら、雑誌掲載時にいい話だと思っていた作品だった。加賀谷はいい男だと思う。心理描写が巧みで切なさがよかった。おばあさんがからんだバイト先夫妻の誤解をぜひ解いてほしい。朝南さんのイラストがもう見られないのは本当に残念。哀悼。

2015/04/14

フキノトウ

読後は、余韻にひたりました。面白かった。甘えて寄りかかってこの恋が終わってしまったら、と臆病になってしまう透に涙。この本を読めてよかった^^

2013/11/04

那義乱丸

朝南さんの訃報を知って買い集めた本の1冊。最近凪良さんにハマったので積読から発掘。詐欺師の受が攻を騙し金を取る黒さのある話かと思ったら受の心情描写を重点に静かに進む展開でスッと物語に入り込めた。蓮の虚像も時折洩れる素も、全てをふわっと包み込むような加賀谷に対する蓮の心情変化が切なくもどかしく心を揺さぶられる。書き下ろし・クリスマス編のラストシーンが絵も含めて好き。そして正月編、加賀谷の目を通したカレンダーを大切にする蓮の姿にホロリ。朝南さんの絵も艶を削ぎ落とし、二人の切ない空気感を表現した描写が秀逸。

2012/07/25

miyu

だいぶ前に読了済。良い話だが他の凪良作品、たとえば『おやすみなさい、また明日』や『ニアリーイコール』『2119 9 29』等に比べて私には印象が薄くレビューは保留していた。でも時間を置いて再読してみたら前には気になった加賀谷の不器用な人の良さや透(蓮)の拗らせ加減も違和感なく納得。別の意味で家族の愛に恵まれず人と上手く交わることの出来ない加賀谷と透。労りと安らぎを手にした途端に失う瞬間を怖れて自ら手放しそうになる透が哀しい。互いを諦めず寄り添ってくれてよかった。人それぞれ読む時期って大事なんだと実感した。

2018/08/05

このん

恋愛詐欺師の蓮はターゲットを加賀谷にする。加賀谷の優しさに段々と好きになっていく。そんな折、以前にやった詐欺で服役することになった蓮。出所時に加賀谷が迎えにきてるシーンも泣けた。どんなに仲良くしていても、悪い事をしたら世間の目は冷たい、という事も語られるお話。このお話も良かった。イラストは、亡くなった朝南かつみさん。綺麗な絵を書かれる方なので、とても残念。

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