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365+1 (プラチナ文庫)

365+1 (プラチナ文庫)

365+1 (プラチナ文庫)

作家
凪良ゆう
湖水きよ
出版社
プランタン出版
発売日
2014-07-10
ISBN
9784829625774
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365+1 (プラチナ文庫) / 感想・レビュー

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JUN+

高校時代の出会いから25歳までの二人。片想い中のときめきや、夢を語り合う時間、想いを打ち明けずにいながらもスレスレのラインでのスキンシップ、そして想いが通じ合ってからのあれこれなどなど、あの頃のドキドキ感が甦ってきてたまらなかった。遠距離になってからのすれ違いやコンプレックスを土台にした疑念なんかもありがちなんだけど、双方からの視点がわかったら両方に感情移入できて、胃が痛みそうなほどせつなかった。でも一番感動したのは恋愛面じゃなく個人的に身近でよく知った業界だからか仕事面での二人の挫折感と成功だった。

2014/12/02

那義乱丸

学生時代ずっと一緒に夢を語り合ってた二人が、遠く離れた地でそれぞれに社会への第一歩を踏み出す。少年から青年へと成長していく時期特有の複雑な心情が双方の視点で丁寧に綴られ読み応えがあった。仕事にまつわる焦りや強がりが男同士カプではどうしても大きなものとなり、さらには遠恋というのもあって相手への想いは変わらないはずなのにマイナス思考がそこに影を落としていってしまう。全く章を変えての綾野視点、紺視点なので二人の悩める心情がよく理解できた。そして脇の美山がとてもいい存在だった。紺をバッサリ斬る場面が最高(笑)

2014/08/02

とも*

綾野の視点の時は紺がやな奴だなーと思って読んでたら紺視点の時にしゃべる切っ掛けが欲しくて半年美容院に通った話に微笑ましくなってしまった。同級生ならではの意地や夢への思い、長く付き合ってきたからこその勘違いの安心や世界が違うと思う嫉妬心なんかが二人の関係を危うくさせて行く危機感がじわじわ迫って来てとうとう思いきる綾野の辛さがせつない… 紺の思いも辛かったけれどちょっとざまあな心境だったかな。 誤解が解けた後もこのままで戻ってもダメだと頑張る所が良かったし、その後のもっと活躍する二人の話も読んで見たかったな。

2014/08/28

たべもも

★★★☆☆。スピンオフを先に読んで楽しかったのでこちらも購入。知り合った高校時代から最初に離れる時まではそりゃキュンキュンしましたが、分かってはいたけど二人がこじれていくのが辛かった。美山の存在感凄いですね。「コレがアレになるんだぁ」とやはり美山に意識がいってしまった。そこまで惹かれる内容ではないけど、文章が読みやすいのでサクサク読了。

2015/01/09

期待と希望に満ちた学生の頃と、厳しい社会に出て現実を目の当たりにした社会人とでは、やっぱり違ってきて仕方ない。でも根っこのところは変わらないと思いたい。すれ違いながらも互いの大切さや夢に向かって突き進むところは良かった。最初は受け視点だったので、攻めをなんてヤツだと思っていたけれど、次のターンは攻め視点だったので互いに誤解だらけだったということがはっきりする。これ、なんか美山のスピンとかでそうじゃない?

2014/11/27

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