愛しのいばら姫 (プラチナ文庫)
愛しのいばら姫 (プラチナ文庫) / 感想・レビュー
りゅう☆
美山は幼い頃から母にとって無関心な存在だった。16歳の時、付き合ってた年上男性によりトップモデルの地位を確率するも、自分自身はただの商品でしかない。以前モードフェスで知り合ったデザイナー久保田とは今でも付き合いがある。過去の恋愛で痛手を背負った美山は恋愛はもうしないと決めていたのに、心を完全に閉ざしていたのに、久保田の優しさと寛大さにだんだん彼を意識していく。だが久保田は完全なストレート。美山は久保田がずっと思いを抱いてた女性の存在に気付く。会えると嬉しい。でも苦しい。だから距離を取る。すると会いたくて→
2023/05/22
那義乱丸
美山の辛辣で毒舌、ひねた性格はメインとなっても変わることなく(笑)そんな美山と久保田のあー言えばこー言う的な軽妙なやりとりが可笑しくて吹き出したり爆笑したり。モデルの美山靫彦と素の自分の解離(他人によってもたらされるものだから根が深い)ゆえに人間不信に近いような複雑でセンシティブな思考を持つ美山にとって、ポジティブでリベラルで大らか(ある意味ガサツw)な久保田と自然体な関係が結べたというのはとても大きなこと。あの美山がノンケの久保田相手にもにょもにょしてる様が可愛く思えて大いに心をくすぐられながら読了♪
2015/01/10
とも*
『365+1』のスピン。二人の掛け合いが楽しかったけれど美山の育って来た環境や女好きな久保田を好きになっても振り向いてもらえる可能性なんてないと強がる所、カメリヤを広げて想いを馳せる所とかせつなくて… 毒舌美山を何をしても広い心で受け止める久保田の心の広さもトップモデルとまだまだこれからの新鋭デザイナーと言う立場の違いもいつか追いついてやると言う前向きな所も好きだなー ノンケな久保田が落ちそうで落ちない所も良かった。楽しくて一気読み。数年後にもっと活躍してる所に仕事で灰原が絡んでくるとか読んで見たいな。
2014/12/18
takuna jj
新鋭デザイナー久保田(28)×トップモデル美山靫彦(26)。父を知らずロシア人の母の愛に満たされずに育ち、16才からは自分だけを信じて生きてきた孤高のモデル靫彦が、久保田の飾らない優しさに触れるうち、葛藤しながらもこころの鎧を外していくストーリーにうっとり。スピン元の『365+1』にひきつづき、凪良さんと湖水さんのタッグも最高でした。ページをめくるのが惜しくなるほど…幸せ気分に浸りました(*^^*)
2015/01/13
わんコ!
面白かった。美山、不器用なのに可愛くて、久保田にしかと甘やかされればイイと思う。
2014/12/28
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