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天水桃綺譚 (プラチナ文庫)

天水桃綺譚 (プラチナ文庫)

天水桃綺譚 (プラチナ文庫)

作家
凪良ゆう
藤たまき
出版社
プランタン出版
発売日
2017-05-12
ISBN
9784829626306
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天水桃綺譚 (プラチナ文庫) / 感想・レビュー

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miyu

かわいくて哀しくて。初めて読んだときは本当にお伽噺のような本だと思った。今の凪様からするとこの話はそれほど練れてもいないし甘さ満載のお話かもしれない。でもデビュー前からこんなのを書いていたのか、凪様はやはり最初から凪良ゆうだったんだと実感させらる作品だ。出逢って愛し合って即ハッピーなんてない。離れざるを得ない二人がいてそれでも最後には結ばれる。むしろ長く離れた時間があるからこそ真に結ばれる。それが凪様のいつものセオリーでだからこそ常に感動する。私もモモと共に泣き、享と共にずっと待ち続けた。とてもよかった。

2018/08/18

辺辺

積本崩し。個人的にこの作家さんに対する苦手意識を克服出来た一冊です。優しくも切ない、けれども心温まるお伽話でした。桃もコモモも凄くピュアでかわいい。

2017/06/02

nono

BL。桃農家の亨と、天から落ちてきたモモの話と、白虎とコモモの二組の話。桃だけに素直で一途なモモと頑なな亨の長い長い物語にも、こちらもまた一途で健気なコモモと素直じゃない白虎の物語、どちらも涙目になりましたが幸せなお話でした。叶わぬ想いと知りながらも一途に思い続ける其々の気持ちにこちらも幸せをお裾分けして貰いました。お腹の子が虎か桃か^^とっても気になります^^

2017/09/28

波多野

桃農家の人間と桃の精霊の純愛ファンタジー。天真爛漫な桃の精と過ごした日々、地上で共にいられなかったことを過去の回想として語り、その後、語り手の人間は天にのぼり桃の精と幸せに暮らす。まさにお伽噺のような構成が素晴らしい。優しいお話に心洗われる気持ちでした。書き下ろしは、その後の2人とコモモの話。好きになってはいけない相手との恋の葛藤と自分の未熟さに苦しみ、長い年月を経て結ばれる過程に涙うるうるでした。

2017/05/15

那義乱丸

可愛い系は好みではないのだけど純粋無垢な人外には滅法弱い私。BLとしてではなく純粋に物語に引き込まれて何度も涙しながら読んだ。モモと亨、互いに求め合いながらも繋がらない想いには胸が締め付けられ、紅茶茶碗に託したモモのささやかな夢などもう…。でも、御伽噺的ハピエンに胸を撫で下ろし、ほっこり。そして、白虎様。モモのお話でも彼の内心を推し量ることはできるのだけど、コモモとのお話ではその不器用さも明らかになってとても切なくなった。神様らしい傍若無人さと、相反する繊細さも併せ持つ白虎様はマイオキニ♪(↓に続く)

2018/01/16

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