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真夜中クロニクル (プラチナ文庫)

真夜中クロニクル (プラチナ文庫)

真夜中クロニクル (プラチナ文庫)

作家
凪良ゆう
yoco
出版社
プランタン出版
発売日
2017-10-12
ISBN
9784829626351
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真夜中クロニクル (プラチナ文庫) / 感想・レビュー

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黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)

〝ニーナ、今夜も、明日も、明後日も、きっと十年後も、『月が綺麗ですね』(陽光)〟エロス度★★★ 陽光×ニーナ。病気とそれが原因で受けた周囲からの悪意により自分の殻に閉じ籠ってしまったニーナ。諦めと絶望に陥っていたニーナが、年下の陽光と出会い、恋に落ち、一緒に年月が過ぎるのを歩みながら変わっていくのがよかった。陽光の一途さも好感だし、陽光に対して少しずつ好きの気持ちを出していくニーナのスローペースがもどかしくてキュンキュンしちゃいます。〝しねボケ〟が頭から離れない♡

2017/10/23

miyu

2017年最後に読み始めた本であり本年最初の読了本。年をまたいでしまった。凪良ゆうの小説の一部には色恋だけではなく社会問題や個人の抱える苦しみ、哀しみに触れたものがある。この作品もそうだ。陽光がなぜニーナに惹かれずにはいられなかったのか、そのあたりの経緯を考え始めると私は少しばかりグルグルしてしまう。でもきっと理由なんてないのだ。誰かのことが気になって唯一無二の存在だと感じるのに理由なんてあるわけない。ニーナは陽光に、陽光はニーナに救われた。そんな存在を見つけることができた彼らの幸せが心から羨ましいな。

2018/01/04

那義乱丸

旧版未読。私の中で凪良作品はお気に入りになる確率が非常に高いのだけどこの作品もそのひとつとなった。病気ゆえに夜にしか外に出られないニーナの抱える「あんこく」は、差別、偏見、いじめという現実的な問題が大きな要因であり読んでいると胸が酷く痛む。そんなニーナに手を伸ばしたのが7つ年下の陽光。18歳と11歳の出会いから始まるふたりの物語は単なる恋のお話ではなく、互いの存在を大切な指針として、躓き、迷いながらも自分の進む先を模索しながら歩んでいく成長の物語でもある。ニーナにとって陽光は、まさしく光だったのだろうな。

2018/01/20

しましまこ

旧版も読んでるけどモチロン買い。口を開くと「しね、ボケ」ニーナの美しいメロディと星空の逃避行、下手くそな文字で書かれた「ROVE」。好きだー! 書き下ろし、27歳のニーナ「東京なんてしねばいい…」素直になってるんだよ!

2017/11/04

cicoppe

旧版既読。BLを読み始めた頃に読んで大感動した思い出の作品。ニーナのツンな感じも陽光の一途なところも本当に好き。二人の出逢いからの8年間、陽光の安定感のおかげで安心して読むことができる。今回再読して弟のキーナが妙に気になった。

2017/11/07

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